必要な保障の額の考え方
2010年 10月 23日
愛知県岡崎市の行政相談会で、将来設計相談員として
参加してきた名古屋・大阪のFP廣江淳哉です。
*******
今日は、必要保障額の考え方について。
大切なことは、もし万一のことが起きた際に、残された家族が
何にどれだけの費用が必要かということです。
子育て世代の方で、考えておきたいことは以下の4つ。
①一時性資金
②生活費
③住居費
④教育費
1つずつ、もう少し詳しくお話しますね。
①一時性資金
これは、ズバリ葬儀費用が中心。その額は200~300万円。
お墓がないという方は+200万円。
あとは、生活立て直し資金として、生活費の3~6カ月分程度。
これは家庭により異なりますね。
②生活費
ご主人に万が一のことが起きると想定し、
奥様が85~90歳までの年数分を見込みましょう。
年間の生活費の額は、現在の生活費×70~80%。
お子様が独立した後は、現在の生活費×50~60%が目安。
③住居費
これは現在のお住まいにより異なりますし、万一のことが
起きた際のご両親や親戚のサポート状況にもよります。
まず、ここでもご主人に万が一のことがあるという例でお話。
持ち家で住宅ローンがある人も、団体信用生命保険という保険に
住宅ローン借入時に加入していると、万一後は住宅ローン返済不要。
家は残ります。
となると、必要なものは固定資産税や火災保険などの維持費と
リフォーム費用ですね。
もし団体信用生命保険に加入していなければ、
住宅ローン返済額分の保障も考える必要がでてきます。
そして、賃貸の人。万一後も賃貸に住み続けるなら、その費用。
奥様が85~90歳まで分を考えておく必要がありますね。
ただ、私のお客様の多くは、もしご主人に万が一のことがあったら、
子供を連れて実家に帰るという方もいらっしゃいます。
そういう環境にある方は、住居分の保障は不要と考えてもいいでしょう。
さらに、現在ご実家の人。特に住居分は考えなくていいですね。
④教育費
これはしっかりと考えておきたいですね。
その額については先日書いた教育費に関する記事をご覧ください。
上記の①~④以外にも、車の費用や家電の費用、旅行代なども
その他の費用も考えるべきかもしれませんが、考え出すとキリがないので
まずは①~④の合計を考えておくべき資金の額と考えましょう。
ただ、上記の合計を全て生命保険で考える必要はありません。
合計額から遺族年金や預貯金の額を差し引けばいいのです。
会社勤めをされている方は死亡退職金などもありますが、
これは①~④以外のその他費用分として差し引き分から
除外しておいてもいいかもしれませんね。
というわけで、①~④の合計から、遺族年金・預貯金を
差し引いた額が必要保障額と言われるもので、
生命保険でカバーしておきたい金額です。
しかし、この必要保障額はずっと一定ではありません。
というのも、生活費やお子様の教育費などは
時が経過するごとに必要な額が減少していくからです。
それに合わせて、必要保障額も年々減少していくと
考えます。一番、必要保障額が高くなるのは、
お子様が誕生した時と言えると思います。
「必要な保障額が減少していく」という表現に
ピンと来た方は、私のこのブログの愛読者ですね(笑)
時の経過とともに保障額が減少していく保険に
収入保障保険というのがあります。
最近、子育て世代に人気の保険です。詳しくはこちらから。
かなり長文になりましたが、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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ファイナンシャルプランナーひろえFP事務所
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今日は、必要保障額の考え方について。
大切なことは、もし万一のことが起きた際に、残された家族が
何にどれだけの費用が必要かということです。
子育て世代の方で、考えておきたいことは以下の4つ。
①一時性資金
②生活費
③住居費
④教育費
1つずつ、もう少し詳しくお話しますね。
①一時性資金
これは、ズバリ葬儀費用が中心。その額は200~300万円。
お墓がないという方は+200万円。
あとは、生活立て直し資金として、生活費の3~6カ月分程度。
これは家庭により異なりますね。
②生活費
ご主人に万が一のことが起きると想定し、
奥様が85~90歳までの年数分を見込みましょう。
年間の生活費の額は、現在の生活費×70~80%。
お子様が独立した後は、現在の生活費×50~60%が目安。
③住居費
これは現在のお住まいにより異なりますし、万一のことが
起きた際のご両親や親戚のサポート状況にもよります。
まず、ここでもご主人に万が一のことがあるという例でお話。
持ち家で住宅ローンがある人も、団体信用生命保険という保険に
住宅ローン借入時に加入していると、万一後は住宅ローン返済不要。
家は残ります。
となると、必要なものは固定資産税や火災保険などの維持費と
リフォーム費用ですね。
もし団体信用生命保険に加入していなければ、
住宅ローン返済額分の保障も考える必要がでてきます。
そして、賃貸の人。万一後も賃貸に住み続けるなら、その費用。
奥様が85~90歳まで分を考えておく必要がありますね。
ただ、私のお客様の多くは、もしご主人に万が一のことがあったら、
子供を連れて実家に帰るという方もいらっしゃいます。
そういう環境にある方は、住居分の保障は不要と考えてもいいでしょう。
さらに、現在ご実家の人。特に住居分は考えなくていいですね。
④教育費
これはしっかりと考えておきたいですね。
その額については先日書いた教育費に関する記事をご覧ください。
上記の①~④以外にも、車の費用や家電の費用、旅行代なども
その他の費用も考えるべきかもしれませんが、考え出すとキリがないので
まずは①~④の合計を考えておくべき資金の額と考えましょう。
ただ、上記の合計を全て生命保険で考える必要はありません。
合計額から遺族年金や預貯金の額を差し引けばいいのです。
会社勤めをされている方は死亡退職金などもありますが、
これは①~④以外のその他費用分として差し引き分から
除外しておいてもいいかもしれませんね。
というわけで、①~④の合計から、遺族年金・預貯金を
差し引いた額が必要保障額と言われるもので、
生命保険でカバーしておきたい金額です。
しかし、この必要保障額はずっと一定ではありません。
というのも、生活費やお子様の教育費などは
時が経過するごとに必要な額が減少していくからです。
それに合わせて、必要保障額も年々減少していくと
考えます。一番、必要保障額が高くなるのは、
お子様が誕生した時と言えると思います。
「必要な保障額が減少していく」という表現に
ピンと来た方は、私のこのブログの愛読者ですね(笑)
時の経過とともに保障額が減少していく保険に
収入保障保険というのがあります。
最近、子育て世代に人気の保険です。詳しくはこちらから。
かなり長文になりましたが、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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by office_hiroe
| 2010-10-23 01:08
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