扶養控除廃止
2009年 10月 11日
FPとして最近最も気にあるニュースは「子ども手当」に関してです。
民主党の政権交代を印象付けるためにも重要な政策だと思うので、
今さらやめますはないと思いますが、気になっているのは「子ども
手当」創設に伴い廃止される所得控除。
今朝の新聞などを読んでいても、廃止されるのは扶養控除で
しかも15歳までの子供を対象にした一般の扶養控除。
高校生や大学生の子供を対象にした特定の扶養控除は残る方向で
調整が続いているので、少し安心しました。あとは専業主婦などを
対象にした配偶者控除の行方ですね。
かなり昔に書いたと思いますが、そもそもこの所得控除って何だか
分かります?
これは所得税を計算する時に用いる考え方なんですね。
例えば会社員の人なら給与をもらいますが、年収に対して○○%で
所得税が決まるのではなく、年収から様々な控除がされ、その残額
(所得)に応じて、税率が決まり、税率が掛けられ、所得税が決まります。
年収 - 控除 = 所得
所得 × 所得税率 = 所得税額
簡単に書けば、こんな感じです。ですので、控除が多ければ多いほど、
所得が減り、所得が減れば所得税額が減ります。私たち納税者にとって
みれば嬉しい話ですが、国にしてみれば、「子ども手当」も出して、さらに
所得控除もして所得税が減れば、支出は増え、収入は減るので、大変な
ことになるんですね。ですので、「子ども手当」を出す変わりに、他で収入を
少しでも増やそうということです。
ただ、メルマガやホームページにも試算を出しましたが、扶養控除がなく
なって所得税額が増えても、「子ども手当」でもらえるほどは増えませんから
15歳までのお子さんがいる家族にとってはプラスとなると思われます!
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by office_hiroe
| 2009-10-11 16:17
| 豆知識